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箱根仙石高原の開けた風景の中に見えてくるのは、箱根山の外輪山を背景に建つ赤い色のエントランスを持つ建物。モダンとクラシック、洋と和が絶妙に調和した全13室のオーベルジュは、帝国ホテル出身シェフの“癒しと食の旅”への新しい試みとして誕生した。 開業から約6年、現在もなお、数多くのゲストの心を掴み、“箱根で訪れてみたい一軒”と言われる存在になっている。

インタビュー

インタビュー

箱根の自然、温泉、食事、客室での寛ぎ・・・
一つ一つが大切です。
オーナーシェフ

齋藤厚男氏に聞く

オーナーシェフ 齋藤厚男氏:
1958年生まれ。スキー好きが高じてフランス語圏の国に憧れたことからフランス料理の道を選ぶことになった。帝国ホテルに19年間勤務した後、'97年に山中湖でオーベルジュを開業。 '06年箱根・仙石原に2軒目を開業する。

箱根の自然、温泉、食事、客室での寛ぎ…一つ一つが大切です。

1997年に山中湖でオーベルジュ「フォンテーヌブロー」を開業する時、齋藤厚男オーナーシェフは元帝国ホテル総料理長村上信夫氏を訪ねた。その時分に貰い受けたのが「どこで料理をしても心は同じです」という言葉と「フォンテーヌ・ブロー」の名称だった。
 

「フォンテーヌ・ブロー」とは、かつて帝国ホテルにあった最高級のフランス料理店の名称であり、国内をはじめ世界の著名人にも愛されていた今はなき名店である。
 

その脈流をも受け継いでいる齋藤オーナーシェフが、山中湖での開業から10年後、“東京の奥座敷”箱根に開いた新オーベルジュ「箱根フォンテーヌブロー仙石亭」への熱い想いを語ってくれた。

そもそもオーベルジュを始めるきっかけは何だったんでしょうか?

都会の一流ホテルの高級レストランでフランス料理を作る仕事とはまったく違った方法でフランス料理のすばらしさを伝えることはできないか? 都会で「食べ る」という至福を本当に味わうことはできるのか?という疑問が、帝国ホテルでの約20年の勤めを終えて、開業の地「山中湖」へと向かわせた大きなきっかけ でした。


どんなオーベルジュを目指しているのでしょうか?

 

都会で仕事をして暮らす人は、少し郊外まで足を伸ばし、本来の自分に戻る時間が必要ではないか? そうしなければ「和み」や「安らぎ」という『癒し』まで到達しないのではないか?
そこで感じる「懐かしさ」や「尊さ」など、見過ごしてしまいそうなシャイな部分にこそ、本当の「食べる」至福があるのではないでしょうか。
 

また旅先での食事という行為は、それだけを切り離して考えることはできません。食事をする環境や空間、同席者や会話、食べる時の体調や気分など、それを取り巻く全ての状況が関連しています。
 

そう考えると、食べることはもちろんですが、立地環境、温泉や風呂の施設、客室からの眺めや居心地など一つ一つに気を配る必要があるのです。全てがもてな しの大切な要素と言えるでしょう。ですから宿泊施設付きレストランが“オーベルジュ”だとすれば、そのカテゴリーには当てはまらないのかもしれません。

 

オーベルジュを進化させたスタイルが「箱根フォンテーヌブロー仙石亭」であり、ここでの滞在が、ゲスト一人ひとりの人生に刻まれた記憶を呼び覚ますものであって欲しいと思います。

上州牛のローストは、箸で食べられるようにカッティング。ペリグーソースが肉の旨みを引き立てる

季節のお野菜をふんだんに使った健康的な朝食です。

箱根フォンテーヌブロー仙石亭の料理とは?

都会では仕事帰りや休日に、食事をしたりカフェでお茶をしたりしますが、日常のストレスを感じたまま、心底寛げるものではないと思うのです。そのために奇 抜な取り合わせやビックリする盛り付けなど、ストレスで鈍った身体や感覚にも訴える“刺激のある料理”が重要視されがちです。これは「和み」や「安らぎ」 とは反対のものです。

そうした刺激を追い求めなくても、人は感覚が研ぎ澄まされれば“美味しさ”が自然と感じられるようになり、料理への感動も生まれてくる。フォーンテーヌブローの料理は、最先端の流行フレンチとは一線を引いた、寛ぎのための極上の味を追求しているフランス料理です。


侘びや寂びといった日本文化との出会いで魅力を増したフランス料理ですが、ここでは「和の心を持ったフレンチ」を体験していただきたいと思います。

食の世界

食の世界

ゲストの心にまで届く味をトータルに演出する

食空間

ゲストは自分の好みで、客室、ダイニング、それぞれの空間での食事が選べる。浴衣姿や寛いだ恰好のままでゆったりお食事というなら客室。記念日やカップル などしゃれたプライベート空間を重視するならダイニングへ、華やかなリゾートスタイルを好むならドレスアップして空間を楽しむのもいい。料理のコース内容 も場所によって少しずつ変化する。

箱根連山を望む展望ダイニングです。

料理

箸でも食べられるように工夫されたフレンチだが、基本は帝国ホテル仕込みの正統派。伝統のフレンチに和の粋を随所に盛り込んだアイデア溢れる料理が運ばれてくる。

野菜も豊富なメニュー構成です。

食材

三島の地野菜を中心とした東海道の旬の食材をふんだんに使い、牛肉はビール粕・天然ハーブにより育てられた地域限定のブランド牛を使用している。

お酒

料理に合わせてシェフが厳選したワインが常時ストックされています。希望に応じて部屋でもテラスでも好きな場所でワインを楽しむことができる。

レストラン

ピカピカに磨かれたピアノ塗装のテーブルが並び、窓外の風景や空を映し出す。グリーンシーズンの昼間には木々の緑が清々しい。

ふわふわのケーキに煮詰めた果物など

メニュー

Dinner(ダイニング)
  • アミューズ・グール(先付け)    〈生湯葉と豆乳のミルフィーユ仕立てにキャビアを乗せて〉

  • オードブル(前菜)         〈トリュフだんご サフラン風味のサワークリームソース〉

  • スープ               〈海燕の巣入りコンソメスープ〉

  • ポワゾン(魚料理)         〈あかざ海老のフリカッセ〉

  • ポワゾン(魚料理)         〈甘鯛と帆立貝柱のムニエル 桜風味の白ワインソース 桜花添え〉

  • シェフからの一皿          〈筍の岩塩焼き〉

  • グラニテ(お口直し)        〈桃の冷製スープ〉

  • 肉料理               〈レフォール(西洋わさび)風味の根菜入り野菜ピューレを乗せた上州牛のサーロイン ペリグーソース〉

  • 季節のフルーツデセール(食後のデザート)                 〈カプチーノムース シャルロットポワール チョコレートのガナッシュ〉

  • コーヒーまたは紅茶

(メニューは一例につき、変更する場合がございます)

Dinner(部屋出し)
  • アミューズ・グール(先付け)    〈生湯葉と豆乳のミルフィーユ仕立てにキャビアを乗せて〉

  • オードブル(前菜)         〈トリュフだんご サフラン風味のサワークリームソース〉

  • スープ               〈海燕の巣入りコンソメスープ〉

  • ポワゾン(魚料理)         〈あかざ海老のフリカッセ〉

  • ポワゾン(魚料理)         〈甘鯛と帆立貝柱のムニエル 桜風味の白ワインソース 桜花添え〉

  • シェフからの一皿          〈筍の岩塩焼き〉

  • グラニテ(お口直し)        〈桃の冷製スープ〉

  • 肉料理               〈レフォール(西洋わさび)風味の根菜入り野菜ピューレを乗せた上州牛のサーロイン ペリグーソース〉

  • 季節のフルーツデセール(食後のデザート)                 〈カプチーノムース シャルロットポワール チョコレートのガナッシュ〉

  • コーヒーまたは紅茶

(メニューは一例につき、変更する場合がございます)

アルバム

アルバム

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