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東京都心から最寄の逗子駅まで約1時間。「葉山ホテル 音羽ノ森」は、リゾートの開放的な快適さを持つ、ホテルタイプのオーベルジュである。レストラン、ロビー&バー、客室いずれの場所からも海が望め、サンセットで茜色に染まった刻にはカクテルを傾けたくなる雰囲気に満たされる。料理は、三浦半島エリアならではの新鮮な魚介類と野菜を使った、本場南仏仕込みのフレンチが味わえる。

​※掲載内容は取材当時のものです。最新の内容は直接施設にお問合せください。

インタビュー

インタビュー

海のオーベルジュ…、そう呼んで欲しい
料理長

田原英俊氏に聞く

レストラン潮幸 料理長 田原英俊氏:
1976年、福岡県生まれ。

1997年4月、オテルドミクニ入社。

2007年11月より、ミクニ横浜の副料理長として勤務。

2008年12月、葉山ホテル音羽ノ森の料理長として現職に就く。

葉山と南仏。ここだけのフレンチを

逗子海岸付近から葉山御用邸に向かって南下していくと、長者ヶ崎を望む丘の上に南仏のコートダジュールを彷彿とさせる上質なリゾート「葉山ホテル 音羽ノ森」が見えてくる。館内に一歩足を踏み入れると、ふっと肩から力の抜けていく感じがある。水平線のパノラマビューをいただいた、最高のロケーションに建つこのホテルは、新しすぎもせず古すぎもせず、カジュアルとフォーマルのバランスが取れたリゾートの快適さに満ちている。 ホテルスタイルのサービスとここだけのフランス料理。オーベルジュとして時間の空いたとき、ふらっと訪れたくなる感覚が愛おしい。何度も訪れたくなる、潮騒のオーベルジュを訪ねた。

何故オーベルジュを意識しているのでしょうか?

「葉山ホテル 音羽ノ森」は海を見渡す場所にあり、立地にはとても恵まれているんですが、リゾートホテルが次々と誕生するなかで、施設や設備といった部分で新しいホテルに対抗していくというのは、簡単ではないと思うんです。やはり新しいところは、その時代の建築デザインが反映されているので、居住性や快適さの面でも強みがありますよね。そういうことを考えたとき、このホテルが魅力を保ち続けるためには立地を活かしながらの改装も当然必要ですが、“ここでしか味わえない料理”も重要な要素であると思っています。「料理を体験する」行為そのものが、ここに訪れる目的になるということは、それだけでも魅力があって、価値あることです。そうなると自ずと「料理を目的に来ていただける」オーベルジュとなるわけです。

 

葉山は海の幸がおいしいイメージがありますが、野菜などの農産物は豊富なんでしょうか?


葉山は海に囲まれた三浦半島にありますので、相模湾から水揚げされたばかりの魚介を中心に仕入れて使用していますが、三浦半島には有機野菜やフルーツを栽培する農家もありますので、地元のものを使用しています。春にはイチゴ狩りのプランも好評なんです。
 

こちらのフレンチの特徴は何でしょうか?

葉山というロケーションに南仏料理は合っていると思います。南仏といえば、地中海があって気候も温暖な地域で、夏のヴァカンスを過ごすフランス人でにぎわいます。そういうリゾート地で求められるフレンチというものを提供していきたい。


箱根のオーベルジュ オー・ミラドーとのコラボをはじめ、企画が楽しいですね。


リゾート地でフランス料理を作り続けていることもあって、数多くの料理人たちと交流があります。中でも日本でオーベルジュの発展に貢献してきたオー・ミラドーの勝又さんからは学ぶ点が多いですね。「地方のフレンチに何が求められているのか?」を常に考えてきた人ですから。 まだまだオーベルジュの魅力を知っている人というのは決して多くない。それを伝えていくためには、もっとオーベルジュ同士が交流することも大切だと思うんですよね。また、「ここだけの体験」という点では、料理にとどまらず、様々な企画で「葉山ホテル 音羽ノ森」を体験していただくことも重要だと思っています。


ホテル内「レストラン潮幸」でのディナーは、プロヴァンス地方ではおなじみの食前酒パスティスの一杯から始まる。薬膳酒のような独特の風味にカルチャーショックを受けながら、それに続く料理を味わう。 南仏の郷土性と葉山という土地ならではの食材を使った、田原シェフの新しい試みともいえる料理は、季節野菜もたっぷりと使われ、南仏の地方独特の味わい、家庭的な懐かしさも余韻となって残る。 食前酒からデセールまでのフルコースは、南仏と葉山の融合をしっかりと印象づける。海沿いリゾートで味わうからこそ感じられるおいしさがここにある。

食の世界

食の世界

南仏を超えていく魅惑の葉山フレンチ

料理

田原英俊シェフの手による本場仕込みの料理が味わえる。プロヴァンスの地方色豊かな味わいとリゾートらしい彩り鮮やかさが印象に残る。カフェテラスではシェフおすすめの魚介類をカフェテラスのグリルヤードで調理。新鮮な味を豪快に食べられる。

食材

近隣の生産者から食材を仕入れている。魚介類は三崎漁港をはじめ、周辺の漁港に水揚げされたもの。また希少価値の高い葉山牛、野菜は有機栽培を使用、農園からデザートに使用するイチゴなどのフルーツは嘉山農園(写真)から。

お酒

JSA認定ソムリエが常駐。ワインは酸化しないワインセーバー「WHYNOT」を設置しており、高級ワインでもグラス提供ができる。水平線を背景にしたカウンターバー「ブルー・ラグーン」ではバーテンダーによるカクテルやウイスキー、ワインなどのアルコール類を提供。

食空間

レストラン潮幸は、海の絶景パノラマが楽しめる、ゆったりとした空間。白いクロスやブルーのグラスなどデティールも爽やかなリゾート色が漂う。潮風の心地よいカフェテラスでは、ランチやスイーツ、ドリンク類を用意。籐椅子が配置された、シックなスペースもある。

スイーツ

シェフパティシェ椎名剛士氏が担当。イチゴのロティなど、コースでは組み合わせと調理法が意外な驚きのスイーツメニューが楽しめる。ギフト用オリジナルケーキのオレンジを使った「ラ・プロバンス」、サクサクしたベースと、しっとりしたクリームチーズの酸味と濃厚な深みが余韻を残す「ル・フロマージュ」なども人気だ。

メニュー

朝食〜PetitDejeuner
  • ジュース              (ミルク、オレンジ、グレープフルーツ、トマト)

  • お飲み物             (コーヒー、紅茶、カフェオレ)    ~上記よりそれぞれ1つお選びください~

  • 安田養鶏場よりアトム卵と地野菜のピペラド

  • 自家製マリネのサーモンとアンディーブのクレープ

  • あらびきポークソーセージ

  • ベビーリーフのサラダ

  • 季節野菜のポタージュ

  • フロマージュブランと季節のフルーツ

  • モーニングブレット         (イングリッシュブレット、朝焼きクロワッサン、パン オ ショコラ)

  • 自家製コンフィチュール       (コンフィチュール、バター)     ※ルームサービスの場合は、2,530円になります

(メニューは一例につき、変更する場合がございます)

夕食〜Dinner
  • 葉山地野菜の恵みコース

  • アミューズ4種                               海藻のマリネ、キャロットラペ、レンコンのプレッセ、モロッコインゲンのフリット

  • 前菜1品目                                     鎌倉野菜のグリエ 野菜のジュのソースで

  • 前菜2品目                                     玄米とカボチャのリゾット

  • 前菜3品目                                     白菜と地野菜ファルシ

  • メイン                                          ゴマと豆腐のステーキきのこのベニエ添え ソイソース

  • デザート                                       嘉山農園苺のスープ黒蜜ゼリーと豆乳と黒蜜のアイス添え

(メニューは一例につき、変更する場合がございます)

アルバム

アルバム

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